環境省、「サステナブルファッションの推進に向けたアクションプラン」を策定
2026.03.26
環境省は2026年3月24日、「サステナブルファッションの推進に向けたアクションプラン」を策定・公表しました。本アクションプランは、繊維製品のライフサイクル全体にわたる環境負荷の低減を目的とし、2030年度までに家庭から廃棄される衣類を2020年度比で25%削減する目標を掲げています。背景には、衣類の製造から廃棄に至る過程で温室効果ガス排出や水資源の消費、マイクロプラスチックの海洋流出など多様な環境負荷が生じているという問題があり、政府もサステナブルファッションを1つの政策課題として取り組んでいます。
本アクションプランでは、「全国どこでも分けて出せる」「使えるものは譲る」「長く使う」「循環しやすく作る」という4つの方向性が提示され、回収システムの整備やリユース市場の拡大、製品設計の見直しなどを通じて循環型経済の実現を目指しています。特に、フリマアプリやリセール、レンタル、リペアといった新たなビジネスモデルの拡大が想定されており、生活者の行動変容だけではなく、企業側の取り組みも期待されています。
上で述べた通り、ファッション産業は地球環境に対しネガティブインパクトが大きい業界であることが指摘されています。本アクションプランのように産業の構造転換を図ることは、地球環境の持続可能性を守るだけではなく、プラネタリーヘルスの観点を踏まえると、人の健康を守る取り組みであるともいえます。